写真右
雅楽川 孝 様
企画・管理本部 / ビジネス・パートナー開発部 / 部長
写真左
真下 怜士 様
企画・管理本部 / ビジネス・パートナー開発部
導入サービス
特徴
経営会計コンサルティングやシステム構築・運用、BPOを展開する株式会社ビジネスブレイン太田昭和(以下、BBS)。多様な顧客課題に向き合う同社では、案件やパートナーとの接点、リソース情報を、現場で扱いやすく一元管理することが重要なテーマになっていました。
ビジネス・パートナー開発部では、パートナー・案件管理プラットフォーム「アツメル」を活用しながら、社内外の関係者が必要な情報に迅速にアクセスできる運用基盤づくりを進めています。Atsumellは、導入時の説明会、定例ミーティング、QA対応、運用上のフィードバックを踏まえた改善を通じて、現場に合わせた活用定着を支援してきました。
今回は、同社がどのような課題意識から取り組みを始め、導入後にどのような変化が見え始めているのかを伺いました。
約300社に及ぶパートナー情報の分散と「最新情報の不透明さ」が課題に

Q. まず、アツメル導入前はどのような課題がありましたか
雅楽川様: パートナー様との全社的な契約情報は当部門で一括して把握しているものの、窓口となる担当者様に関しては現場が直接やり取りしているケースが多く、情報が散在していたり、人事異動等でいつの間にか変更になっていたりと、最新情報の一元管理ができていませんでした。そのため、自社から注意喚起や情報発信を行いたい場合も、都度最新の窓口情報を確認する手間に追われていたのです。
この課題を痛感する最大のきっかけとなったのが、あるパートナー企業様側で発生したウイルス感染によるセキュリティ事案でした。幸い被害には至りませんでしたが、連絡を受けた際に「万が一パートナー様側でインシデントが起きた際、最新の連絡先を自社で即座に把握できていないと、他のパートナー様への迅速な注意喚起すらできない」という強い危機感を抱きました。
また、当社では近年、取適法遵守などのコンプライアンス対応や取引適正化を強化しています。現場での契約交渉ややり取りの状況が部門からは見えづらかったため、直接パートナー様の声を吸い上げられる窓口や仕組みの構築が必要だと感じていました。
Q. 案件管理の面では、どのような不便さがありましたか
雅楽川様: 当社では業務改善コンサルティングやSI開発の上流から運用保守、DX、BPOなど多岐にわたる案件でパートナー様にご支援いただいています。日頃お取引のあるパートナー様だけでも300社近くあり、お付き合いのある会社を含めると数百社に上ります。
各パートナー様の得意領域などの特徴を従来はExcel一覧表で管理していましたが、段々と管理項目が増えてきてしまい、メンテナンス自体が難しい状態に陥っていました。
さらに、募集案件に対してメールで個別提案をいただく運用だったため、管理が極めて煩雑化し、会社ごとの提案数や成約率などを十分に分析・評価できていませんでした。要員の募集状況についてもパートナー様から電話やメールで頻繁に問合せが入るなど、お互いにとって多くの工数が発生していたのです。その結果、新しい募集案件が出てきた際にも、適したパートナー様へタイムリーに案件をお届けすることにも課題が生じていました。
決め手は、パートナー管理とWebポータル機能を一つの基盤で実現できる柔軟さ

Q. Atsumellを選定いただいた背景をお聞かせください
雅楽川様: 2024年に当社が「パートナーシップ構築宣言」を登録したこともあり、パートナー様との連携をもっと密にしたいという強い思いがありました。Web上でパートナー様と簡単に情報交換ができる環境(BPポータル)を用意し、要員募集だけでなく自社の取り組みのお知らせや注意喚起を一斉配信したり、逆にパートナー様から得意領域のアピールや現場での相談を気軽に収集できる窓口を作りたいと考えていたのです。
既存のサービスをいくつか検討したものの、単なる案件配信ツールはあっても、私たちが求める「ポータル機能」まで備えたプロダクトは見当たりませんでした。既存ツールで実現しようとすると一から新規開発が必要となり、多額のコストや時間がかかるため断念しかけていた時に出会ったのが、ローンチに向けて開発中であったAtsumellさんでした。
ダメ元でBPポータルの構想をご相談したところ、開発中のプロダクトに当社の様々な要望を取り入れていただけるというご提案をいただき、何度も打ち合わせを重ねた結果「これなら理想の基盤が実現できる」と確信して導入を決定しました。
Q. 具体的には、どのような機能や考え方を評価されましたか
雅楽川様: 大きく3つのポイントを評価しています。1つ目は、パートナー各社自らが窓口情報や得意領域を最新化できる「情報一元管理の仕組み」。2つ目は、パートナー側の利用ハードルを下げる「AIを活用した簡単な要員登録機能」。そして3つ目は、社内現場とパートナー間でタイムリーに案件状況を共有できる「コミュニケーション構造」です。
現在は当部門が一括してアツメルに案件情報を登録していますが、将来的には現場が直接登録することで情報量と調達スピードを大幅に高めたいと考えています。中間業者を介さず商流を浅くし、マッチした人財をタイムリーに調達する というAtsumellさんの思想にも非常に共感しました。
「立ち上げ初期の週1定例」と直接コミュニケーションが生んだ、現場にフィットするプロダクト改善

Q. 導入初期のサポートや伴走支援、運用の工夫はいかがでしたか
雅楽川様: サービス立ち上げ時、私たちの細かな要望に対して「できること・不可能なこと・将来的に対応できること」をはっきり提示していただけたため、非常にわかりやすく確信を持ってスタートできました。
特に印象的で心強かったのは、スタート直後に「毎週定例で打ち合わせを行いたい」とお願いした際、快く受けてくださった点です。正直嫌がられるだろうと思っていたのですが、立ち上げ初期の非常に重要な時期に寄り添っていただけたことで大きな安心感を得られました。
また、実際に使ってみて「自分たちの思い描いていたイメージや使い勝手と少し違う」と感じた部分についても、 直接AtsumellCTOの松下さんが入って打ち合わせを重ね、スピーディーに改修を進めていただきました。「作っておしまい」ではなく、現場が本当に使いやすいものになるまで伴走してくださったことには心から感謝しています。
真下様: 導入初期は機能の一部に使いづらさを感じる部分も正直ありましたが、毎週の定例を通じて私たちが実際に使えるレベルまで急速に引き上げていただけたのが率直に「すごい」と感じました。課題が出た際も「いつまでにどこまで対応できるか」を明確に示して進行してもらえたため、不安なく運用に乗せることができました。直接開発者の方と話して形にしていけたプロセス自体も非常に面白く、助かりました。
個別メールからチャット完結へ。提案から面談までのリードタイム短縮とステータス可視化を達成

Q. 導入後、まずどのような変化を感じましたか
雅楽川様: 今までメールで個別に送付していた手間がなく なり、登録されたパートナー様へ一括、あるいはカテゴリーやラベル絞り込みによって最適なパートナー様へタイムリーに一斉案件配信ができるようになり、大幅な効率化が図れました。案件情報がアツメル上で一元管理されることで、部内の情報連携も劇的にスムーズになっています。
Q. パートナー連携や現場での効果・評価ポイントについてはいかがですか
雅楽川様: 要員提案から面談調整、最終結果までアツメル上のチャット機能で完結でき、過去の履歴が一目瞭然になった点が現場から非常に高く評価されています。提案された要員が現在「書類選考中」なのか「面談進捗中」なのかといった個々のステータスがリアルタイムで共有されるため、パートナー様からの問合せ対応工数も大幅に削減されました。
真下様: 提案内容を即座に確認して部門担当者へスムーズに連携できるため、提案から面談設定までのスピードが格段に向上しています。全体のリードタイム短縮により、優秀な要員をタイムリーに確保できる環境が整いつつあります。
現場直接登録へのシフトと、AIエコシステム・コンプライアンス基盤への進化を目指して


